Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

テルちゃん

昨日、とても不思議な夢を見た。


私が生まれたとき、我が家には犬がいた。テルという名前の、ボクサーが一頭。
ボクサーは中型犬で、たとえば私が一昨年まで飼っていたゴールデンレトリーバーよりは小さい。
しかし、私の記憶の中のテルは、こげ茶色した巨大な怪獣だった。
テルは四六時中私のお守りをしてくれていたらしいので、私はテルに半ば育てられたようなものかもしれない。


そのテルが、おどろくべきことに、初めて夢に出てきた。
とにかく大きい。
ボクサーとしての尋常な大きさを無視した、夢ならではの縮尺だ。
幼いときの記憶と寸分違わぬ、巨大で、こげ茶色した、怪獣のような、テルだった。
馬ほどもあるテルの首をなでて、「テルちゃん、テルちゃん」としきりに話しかける私。
怪獣のような、獣のような、けむくじゃらなテルは、しっかりと意識や感情のある目で、私を見ている。
テルの目の、向こうにある何かに、アクセスしたい・・・そこであやふやなまま夢は終わった。
目覚めたときの、すさまじい懐かしさ。どうとも言葉にできない感慨のようなモノにひたひたとふやけて、一日を過ごした。
亡き者の感触や匂いを思い出す、至福のひととき。
この調子で、過去に生活をともにした守り神達が天国から出張してきて、続々と私の夢に登場してくれないかな、と淡い期待を抱いている。
ニワトリのマーキュリーとか、ヨークシャーテリアのバロンとか、ダルメシアンのエディとか、ゴールデンのハドソンとか。