Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

27年ぶりの予防接種

インフルエンザ予防接種というものを受けてみようと、ふと思った。 27年ぶりだ。 家の近所の診療所に電話で問い合わせてみたら、予約無しで受けられるとのこと。 さっそく出向いてみると、やたら肌のつるんとした実直そうな受付の男性、憎らしいことになんと…

「いま」と「今」

「いま」起きていることが「今」ではないような感覚。 組み替えが可能なことに思えるのに、それができない。あらかじめの「いま」を生きている感覚。 そんな感覚にどっぷり浸った翌日、フィリップ・ジャンティ・カンパニー「世界の涯て」を観る。 3分に一回…

到来いろいろ

飛行機から眺める夜の大阪と、夜の東京は、違う。 灯りのちらばり具合や、色彩感が、違う。 そのことを今更のように「ああ、そうか」と思った。 何十回となく眺めてきているはずなのに。 ちょっとしたフォーレ・ブーム到来。 家にもどってきて、まずすること…

柿と苔庭の関係

ヨガの合宿で幾度かお会いしたご縁で、たまにお芝居やお食事をご一緒するようになった女性がいる。 私よりもおそらくひとまわり程お若いはずだが、そんな彼女の奇しくもお誕生日に、最近出来たという銀座のブラッスリーで女性二人、楽しいディナーをいただい…

やきもきや

先日、所用のついでに故郷に立ち寄り、高校時代頻繁に通った食べ物屋さんをしばらくぶりに妹と訪ねてみた。 そのお店は私が小学校から高校までの12年間を過ごした母校のすぐそばにあり、原則的にはその学校の生徒、それも高等部から上の学生と卒業生、つまり…

箱根

まぶたを閉じたまま、まぶしいほどの夕焼けを見つめると、自分のまぶたに封じ込められた熱い熱い血液や、赤い赤い夕焼けが一緒になって、赤く濃厚なイメージを網膜と脳に感じる。 そんな、紅葉を箱根で見てきた。 生まれて初めてロマンスカーというものに乗…

空っぽにする

冷蔵庫の中のもの、一掃料理というのをたまにやる。 意味なく場所を取るものや、虫にくわれたのや、いたんだものや、苦手なものや、扱いの面倒くさいのや、を取りあえず一つずつ捨てていく。 料理の可能性をはぎ取られたものを、削除していく。 そうして残っ…

赤い店

歌舞伎昼の部を観たあと、友人達と待ち合わせて、資生堂パーラーでお茶を飲んだ。 ここに初めて来たのは、小学校の2年生ぐらいのときだろうか。 当時私は大阪に住んでいたが、親戚の結婚式に出席するため、父に連れられて東京に一泊した。そのときのこと。 …

もしも犬であったなら

もう、落ち葉の季節。 陽光の中、芝生の地面に座って頭上を見上げると、カラカラに乾いた色とりどりの葉っぱ達が私のメガネを目がけて軽やかに降ってくる。 私がもしも犬であったなら、降りつもる落ち葉の山に、鼻先からおもいきりスライディングしたい〜。 …

ロマンある駅

私の家から最寄りの駅、といっても歩いて行くにはちょい遠い。 最寄りの駅はいくつかあるのだが、そのうちの一つ、どこかさびれていて、寂しき駅。 秋も深まってこようというこの時期になると、えも云われぬ寂寥感がただよう。 その寂寥感を喩えて「ロマンあ…

俄ドングリ知識

とても素敵なプライベートダイニングにて、美味しいランチをいただいた。 お客は我々4人のみ。 一組で貸し切りなのだ。 凄腕女性シェフの手による、滋味あふれる、やさしいお味のお料理の数々。 大正時代に建てられた洋館の一室を改装したというダイニングは…