冷蔵庫の中のもの、一掃料理というのをたまにやる。
意味なく場所を取るものや、虫にくわれたのや、いたんだものや、苦手なものや、扱いの面倒くさいのや、を取りあえず一つずつ捨てていく。
料理の可能性をはぎ取られたものを、削除していく。
そうして残ったものは、鮮度もいまいち、したがって味も落ちてはいるが、辛うじて使えるのだから、使う。
たいがいはスープにするぐらいしか、それらの食材の余生は無いのだけど、でも使いきる。
冷蔵庫のキャパシティは限られているのであーる。
そして、やっと、晴れてのびのびと新しい食材を買いに行けるのだ。
空っぽにする、とか、リセットする、ということに快感をおぼえるのは人間だけ、、、かちらね。