精神的バブル、というものがあるかもしれない。
と、ふと思う。
たとえば、何を見ても尊く、面白く、おかしく、興味深く、肯定的で、圧倒され、笑い転げ、という時期。
あとから考えれば、いったいあの高揚感はなんだったのか、と、不思議な夢を見ていたような気分になる、そんな「場」とか「時間」とか「心」。
その頃作ったものを検証してみると、さして、輝きとしてはたいしたことのない、まあ、こんなもんでしょ、というレベル。
しかし、それもすべて、すでに過ぎたこと。
何年も前のことはさておき、今、もしくは、未来、を生きなくてはね。とつよく思うなり。