Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

懐かしのルーズリーフ

「あるジーサンに線香を」の初日は今月20日、東京三越劇場にて。
音楽の手直し作業も佳境に突入である。
ドドドッと大量に作ってあった音楽も、舞台転換や照明とのからみでタイミングが変わってくるので、音楽の長さが足りない!という恐ろしいことが、直前になるといろいろと起きてくるのだ。
足りないなら、じゃあ繰り返せば、という問題でもなく、長くなったら長くなったでそれなりの変化をつけなくてはロールプレイングゲームのBGMのように延々と同じ音楽がひたすら流れている、ということになってしまう。
なので、手直しといってもそれなりに時間を要する作業。
昨日と今日はその手直し作業の日なので、実家のスタジオにこもりきりなのでありますが、わけあって、ちょっと面白い作業をしている。
どんな作業なのかはまだ書けないんだけど、かなり昔の、90年代前半に録音したとある楽曲に手を入れている。大昔の自分とのコラボレーションである。
そして更に面白いことに、実家の本棚で探し物をしていたら、30年以上前の自分のノートが出てきた。
浪人時代、関西芸術座という劇団の研究生だったときに授業の内容を記録したノートで、ノートというよりは走り書きや買うべきテキストのメモなど、備忘録を記したルーズリーフ。
その頃の演劇との関わり方と、今の私を取り囲む演劇的環境、ものすごく違っているようで、根本は何も変わっていない、ということに、ちょっとした驚きを感じた。
驚いて、少しすっきりした。
さ、作業作業。
大阪は今、夕刻前。とても穏やかな日差しに満ちてる。
暗くならないうちに、なんとか作業の目鼻がつきますように!