Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

受け身の時間

darienonikki2012-04-13

オチゴトとはつい気をゆるめると多角的に押し寄せてくるもので、この時期、さすがにお断りすることになったものもあるのだが、そんな中でもなぜだかお引き受けする流れとなったオチゴトには強力な「ご縁」があるということに他ならず。
そんなご縁に対して、親戚みたいなぬくもりの情がわきあがると同時に、インターネットの発達したこの世の中がものすごく有り難く感じられる。
仕事相手と一度も顔を合わせることなく、データのやりとりのみでオチゴトが完了する。
請求書もオンラインだから、紙もペンも、切手も要らない。


でも、どうしたって手触りや温度や質感を直接肌で感じ、慎重に慎重に確認しながら少しずつ進んでいかなくてはならない分野のオチゴトもある。
そこでは、デリケートな伝達作業を丁寧に積み重ねていかないと、あとあととても面倒なことになる。
いつのまにか巣食った先入観や既存の価値観を勇気を持って壊し、再構築する、なんてことも一日のうちに何度も行わなくてはならない。
人の血液の状態は絶え間なく変化していて誰しも一瞬たりとも同じ組成の人間ではいられないのと同じで、コトバや思考の入れ替えをいつも試みなくてはならない。
目まぐるしく変化して、消耗して、そして享受して、再生する。
その連続の中に、連帯が生まれ、得難い信頼が築かれる。
アメーバのように姿を変えながらレベルアップしていく集合体。
音楽を作る人間は活動の形態にかかわらず基本的にいつも「ひとり」であるものだけれど、たまには集合体の渦中に身を置いてみるということがどれほど自分を救っているか、思い知る瞬間が幾度も飛来する。


そしてそして、ほんとにごくたまには、、、だけれど、そんなこともあんなこともなーんにも考えず、ただただひたすらにリラックスして過ごす時間こそが、真に私を支えている、ということも思い知るのですね〜。
そんな、素敵な、単なる受け身で過ごす時間の、写真。(笑)
無欲に、受け身でいられるって、すばらしい状態だと、最近思うのです。