数日前にニーナ・アナニアシヴィリの踊るジュリエットを見た。
ニーナの踊りを生で見たのは10年ぶり・・・、もっと経つのかもしれない。
大好きなダンサーなのに、彼女のバレエを見たことは数えるほどしかない。
なぜかそういうものなのだ。
カーテンコールでの彼女の凛々しい笑顔に胸を射抜かれ、感動のあまり落涙。
しかしその一時間後、じゅうじゅうと香ばしいお好み焼きをいただき、さっきまでの感動の涙は濃厚な泥ソースのお味に取ってかわられ、きわめてお気楽であっけらかんとした心境となった。
粉モノって無性に食べたくなるときがあるのだ。
細かいこと考えなくていいし、わっかりやすくて、明るくて、あっけらかんとしてて、よろしいわね〜。
これからは陰翳深き作品を見たあとには断然粉モノだ。
粉つながりで思い出しました、花粉!
少し前、いきなりくしゃみ鼻水がとまらなかった2日間ほどがあり、ついに私も花粉症デビューか!!と思いきやどうも勘違いだったようで、一安心すると同時になんだか残念。
親しき人の言うところによると「よく食べよく飲みよく笑い、気だてがよくて、花粉症」が正しい日本の美人の条件なのだとか。
ほんまかいな。
でもまあ、そうかもしれない。
これまで身体的なトラブルに見舞われたことのない私は、頭痛持ち、低血圧、花粉症、近視、そのどれにも憧れる。
あと、食べ物の好き嫌いがある、にもうっすら憧れがあるなぁ。
私は小さい時からあっけらかんと健康すぎる自分に、どこかでプチコンプレックスを抱いてるのかもしれない。