Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

『ダリエ百葉窓』楽曲解説。7曲目「杜子春」

darienonikki2015-01-06

7.「杜子春


作詞・作編曲・歌:Darie
演劇ユニット・LABO!の公演『AR-芥川龍之介素描-』のために書いた曲です。
LABO!版の初演は2003年3月13日、阿佐ヶ谷ザムザにて。
脚本は如月小春さん、演出は堀内仁さん。


如月小春という劇作家が亡くなられて14年と少しが経ちます。
私は、如月さんの作られた演劇作品や音楽作品をごく一部分ですが、存じ上げています。
でもご本人と直接お目にかかってご挨拶したりお話しする機会は一度もありませんでした。
LABO!は、如月さんのもとで如月さんと一緒に演劇作品を作ってきた人々の集合体です。
私がLABO!のみなさんのお芝居に出会い、この方達のお芝居の音楽を作ってみたいと思うようになり、その願いが叶って携わらせていただいた最初の作品は、しかし、如月作品ではなく三島由紀夫の戯曲でした。
いくつかの公演をご一緒させていただいたのち、この公演で初めて、私は如月さんのテキストに音楽家として携わらせていただくことになります。
芥川龍之介の小説をモチーフに緻密に構築された如月ワールド。
1993年のNOISE時代の初演から10年ぶりの上演でした。


当曲「杜子春」を作るにあたって、演出の堀内仁さんからのリクエストが幾つかありました。
歌モノであること。
歌詞も一緒に作ってもらいたいこと。
児童劇のようであってもいいと考えていること。
とにかく明るい曲であること。
そして、自分と他者との関係、自分を見ている自分、ずっと誰かの姿を見つづけているはずがその誰かは自分だった、みたいな要素を歌詞の中に滑り込ませられないか、とも。
自分と他者・・・その境界線は時としてあやふやなもの。その状態を具体的にではなくて、あくまでもスルリと言葉の中に潜ませることはできないか・・・。
こうしたテーマはLABO!のお芝居の音楽を作るときに度々出現しました。
トランスパーソナル的な感覚にもともと興味のあった私にとっては、とても面白い練習問題でした。
もちろん決して解けない問いではありますが、これらの練習問題と毎回戯れることで、私がのちに出会うことになるアートセラピーやドラマセラピーの分野において必要な回路が、ごく自然に感覚をひらかせるためのエリアが、少しずつ少しずつ身体の中に作られていきました。





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