喫茶店で美味しい珈琲とおやつをいただきながら、心地よく脱力中の午後三時である。
今日は丸一日和服なので、こうして適度に脱力していないと疲れてしまうのであーる。
つい一時間ほど前、曽根麻矢子さんのリサイタル会場から出てきたばかり。
本当にすばらしい音楽会で、平日午前中からの公演だというのに会場は満席。明らかにサラリーマンらしき方々も。（笑）
全12回、バッハを弾く、という企画シリーズの第11回目。
私は2回目からほぼ毎回拝聴しているのだが、回を追うごとにお客様もびっしりと多くなり、演奏もご本人らしさがより色濃くなり。
とても丁寧に弾かれているのに、たまに「やぶける」ときがある（ように思える）。
あ、やぶけたな、と思う。
ブンッと次元を超える瞬間、ひょいっと何かを跨ぐ瞬間。聴衆をグイッと惹き寄せる瞬間。
そういう瞬間が、とても大切なのだ、と思う。
アンコールでは、次回、つまりシリーズ最終回の予告編ですよということで、ゴルトベルクのアリアを弾かれた。
ちょうど数日前、彼女のゴルトベルクをCDで聴いたばかりなので、とてもうれちいのであーる。
じーん。
キレイなおねーさんに、心の「ほころび」をひと針ひと針、かがってもらっているような、そんな心地。
さらに今日はこれから友人の出演する音楽会へ。
音楽会のハシゴ。
友人は蝶々夫人を演じられるとのことで、とても楽しみ。
今日一日で、きっと私の心の「ほころび」はキレイさっぽり修復されることでしょう。
Darie次回ライブは11月22日、京都RAGどすえ〜。ぜひお越しやす〜。
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