Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

濃密な1週間

吉祥寺にGOKサウンドというレコーディングスタジオがあります。
古くは国分寺にて始動。
28年前に吉祥寺に移転され、数多くのアーティストのレコーディングやコンサートでの音響を担ってこられましたが、今月いっぱいで吉祥寺のスタジオを閉められることになりました。
今一度、要塞のようなスタジオを拝見しておきたくもあり、先月のGOK代表の近藤祥昭さんのお誕生日からきっかり1ヶ月後、ケーキを携えてギャラリーshell102オーナーの鈴木知子さんとお邪魔し、1ヶ月遅れのお祝いをさせていただきました。

私自身の近年の活動の軸のひとつに加わったパフォーマンスの動画配信においても、近藤さんのお仕事のすばらしさを毎回目の当たりにしております。
どうか健康に気をつけられて、これからも長く素敵なお仕事をされますように。

shell102の鈴木知子さんと3ショット。^^

 

そんな押しかけお祝いケーキの翌々日の11月10日には、三味線弾き語りの師匠・柳家小春師の『江戸音曲 柳家小春ひとりの会 第七回 』に。

早くもクリスマス仕様の日本橋三越のライオンにご挨拶してから会場に向かいます。


会場のお江戸日本橋亭は、小春師匠お馴染みのお客様で穏やかなる熱気に満ちていました。
ますます凄みを増した新内「日高川」、なごみの江戸端唄俗曲、などなど・・。

 

さらにその翌々日には、吉祥寺のギャラリーshell102にて開催されていた徳永雅之さんの個展"monochrome and drawing woks"に。
どの作品も、時間が許す限り、作品の前にじっと佇んで眺めていたくなります。

 

この写真は前述の徳永さんの個展を拝見する数時間前の夕刻、すみだパークシアター倉にて上演されたlabo!のお芝居「冬物語」のマチネ終演後の一コマ。

音楽監督の近藤達郎さんとツーショットを撮っていただきました。

私はこのお芝居の劇中歌を何曲か作っておりまして、長い長い稽古期間のごく初期に集中的にガガガーッと作業して音源を提出したきり、ほぼお稽古には伺えなかったのですが、本番を拝見し、心の底から感動しました。
身も心も揺さぶられ、涙をぽろぽろと流しながら客席に身をうずめておりました。
3時間を超える上演時間。シェイクスピアの晩年の作品です。

人間の心の光と影。誠実さ。絶望。希望。光。失われた者たちのかけがえのない優しさ。
観ているうちにそれらがズンズンと胸に迫ってきて、本当にすばらしいお芝居でした。
近藤達郎さんが作られたお芝居本編の音楽と、美しい生演奏もものすごく印象に残りました。

お客様でいらしていた女優のほりゆりさんとパチリ。いつもキュートなほりゆりさん。
ゆりさんとは、2019年に私が音楽を担当させていただいた紫扇会さんの『百物語其の四 四谷怪談×娘道成寺』でご一緒させていただいています。それはすばらしいお岩を演じられました。

 

千秋楽の開演前。

最後部席から。 

 

多岐多様な素晴らしい出来事で埋め尽くされた一週間。

画像はありませんが何故だかカップきつねうどんを4食も食べる課題があったり(笑)、映画「ノベンバー」を観て超絶びっくりしたり。
個人的にたくさんの扉を開けた一週間でした。

 

最後はおうちでカリラをいただいて、ゆっくり。