Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

最初のお客

ひさしぶりに、池袋へ。
さらに東武東上線に乗って、北池袋駅で下車。
知り合いのパフォーマンスを拝見するためであるが、会場に入ると、なんと私が最初のお客。
そう、まさに開場してまもなくであったのだ。
場内はとても暗く、冷房が効いててひんやり。
たくさんの蝋燭の炎がステージ上でゆらめいていて美しい。
下手には椅子が一脚。
おそるおそるカツカツと歩を進め、適当な席に腰掛けてみた。
しかし、他にお客さんが誰もやってこない。
途切れ途切れに水音と、非常に簡素で冷たいトーンのミニマルっぽいサウンドが静かに流れている。
独特の雰囲気である。
この独特すぎる雰囲気の中、静まり返った数分間をたった一人で過ごすうち、まさか本当にお客は私一人???もしかして、これってドッキリカメラ(笑)????と不安でいっぱいになったが、そののち無事に席は埋まっていき、とてもホッとしたざます。なわけなので始まる前から精神的にアップダウンが激しかったけれど、パフォーマンスはとてもおもしろく、大変に興味深かった。
ほぉぉぉぉ〜〜〜、と心の中で唸るような部分も。
終演後、知り合いのパフォーマーさんにご挨拶して劇場の外に出ると、夕暮れ前のものすごくさわやかな風。
意外に涼しいじゃないですか、今日は♪


15年ほど昔、青山の「ブルー」というクラブで友人達とパフォーマンスのイベントをやったことがあって、そのときのことを思い出した。
知り合いのダンサーさんや、写真家さんとのコラボレーション。
サウンドは私が作って、出演して歌って、ちょっとムーヴィングをしたりもしたんだが、全体のトーンはとてもダークなもの。
客入れのときにはサラウンドで水のSEを構成したものを流した。
開場前に客席の真ん中で目を閉じて座ってみると、まるで水滴のしたたる地下室にいるようだった。
あの当時、巷ではパフォーマンスが流行ってた。
一見ごく普通の人が、けっこうエグいパフォーマンスを見に来てたりしたもんだが、また最近そんな流れになりつつあるのかちら。



Darie次回ワンマンライブは9月3日、MANDA-LA 2 にて。

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