3.11の年に、奈良で、あるアーティストさんの個展のオープニングレセプションに伺った。その場所で、私の内側に起きたことが、今の私のほぼすべてに繋がっている。
令和元年、そのギャラリーのなんとすぐお隣に和食屋さんが誕生した。
ご縁あって昨年伺うことになり、先日も再訪の機会をいただいた。
私にとってきわめて特異な場所の、すぐそばという立地においての会食なのだから、お料理をいただきながらもおのずと心はそちらの方を向く。
とても美味しく透明感があって上品なお料理を味わうと同時に、「あなたにとって大切なことを決して忘れてはなりませんよ」と、どなたかから耳元で、これ以上はないほどの重要なことを囁かれているような気持ちをも味わう、特別な時間でした。