4日の舞台は盛況のうちに終了〜。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。
私はお稽古のときから決まったシーンでかならず鼻水と落涙を余儀なくされ（つまりそれほど今回のテキストと共演者の岡野さんの演技がすばらしいということなのだけれど）、本番当日には至近距離にも座っておられるであろうお客様に見苦しい姿をお見せすることのないよう、演出家さんに鼻水対策を相談していた。
涙はすぐに乾くが、鼻水はねぇ、いつまでもズビズビてらてらしてて、これではどんなに寛容であたたかいお客さまもドン引きだろう、と心配で心配で・・。
作品の本筋とはまったく関係の無いところでこんなことを心配しているというのも変な話しだが、小屋入りの前日の稽古のとき、そのことを出演者やスタッフさんに相談してみると、やはり役者さんはみなさん鼻水対策には苦労されているとのことで、興味深いお話をいろいろ伺った。
にゃるほど。そうなのねー。中には思い切り笑える対策例も。
そんな甲斐あってか、ありがたいことに本番ではポツンと一滴鼻水と涙が私の膝にしたたり落ちた程度で、それほど大事にはいたらなかった。
とにかく、新鮮な体験だった。
みんなで一つの作品を作り上げていくことって、どこまでもワンマンな音楽家の世界ではあまり無いことかもしれないのだ。
すばらしい機会を与えてくれた岡野さんに感謝。演出家さん、映像作家さん、関わってくれたすべてのみなさんに感謝感謝である。
なんでもね、やってみないと、わからないからね。
満開の桜が、目に見えない微細な麻薬物質を惜しげも無く散布している。
貞淑な人妻が何の前触れもなくあぶない橋を渡ってみたり、実直な勤め人が突如理由なき脱線を試みてみたり、あってはならないことが、ついうっかり起きてしまうのだ、この季節は。
ああ。なんてステキな季節なのでせうね！
ところで、ちょいとお知らせです。
オノ・ナツメさん原作のコミック『リストランテ・パラディーゾ』がテレビアニメ化されることになり、エンディングテーマ「ステキな果実」のアレンジを担当いたしました。
フジテレビのNOISEという番組枠にてオンエアです。
詳しくは、
http://www.rispara.tv/
をご覧になってくださいね。
東京は本日の26:08より放送開始。
