半世紀近くも生きていると、似たようなことが、忘れた頃に起きる。
なぜ、このテーマは何度も手をかえ品をかえ、私のジンセイに現われるのだろう、と不気味に思う。
それはおそらく、誰が決めたのかは知らないけれど、私が今生で学ぶべきテーマなのだろう。
しかし、一回やればもういいでしょう、とも思う。
物覚えの悪い私のために何度も何度も練習問題を繰り返してくれているのなら、もっと他に学びたいこともあることだし、だったら学費返して、と言いたくなるときもあるが、ニンゲンの分際でそれは通らぬ主張。と諦めて、学びの一生はまだまだ続く。
学ぶといえば。
着付けを習っていたときの先生が、なんとカフェを開業されたというので、一緒に習っていた友人とお邪魔してきた。
せっかくだから着物で集合、とも思ったけれど、こう暑いとなかなかそうもいかず。
ああ、なるほど、こういうところが練習問題を何度も出題されてしまう原因かちらね。
しかし、そんな反省をしてる時間ももったいなくなるほど、先生のカフェで出される飲み物やお料理は、美味しかった!
食べたいものを自分でよくわかっていて、それをきちんと美味しく食べる、というのも大きな大きな学びよね。と自分の心に言い聞かせながら、次回は着物で集合を誓い合う私たちであった。