インフルエンザの予防接種をうけた。
順番を待つ間、体温計を渡されて自分で検温する。
この時期のお医者の待合客のほとんどは、インフルエンザ予防接種目的。
時間差で「ピピ!ピピ!」と検温終了音が鳴って、にぎやかである。
ようやく私の番がまわってきた。
一応簡単に聴診器あてられたり問診などがあったのちいよいよ注射となるのだが、これがものすごく痛い!
注射だから痛いのはあたりまえ。わかっていても「あいたたたたたたっっっっ」と声を出してしまう。
お医者さんも看護士さんも、「痛いですよね〜。どうもすいませんね〜。」と恐縮してくださりながらも心なしか喜んでいるように見えるのは気のせいだろうか。
腕をさすりながら診察室をあとにする私をいつまでも嬉しそうに見送ってくださった。
これまでの人生で一番痛かった注射は、15年ほど前に打った黄熱病の予防注射。
南米旅行に際して打ったのだが、この注射の痛さは筆舌に尽くしがたい。
ええ。叫びましたとも、恥も外聞もなく。
恥も外聞もないのは、私だけではない。
胸板の厚い出世街道ブイブイ突っ走ってるような企業戦士達も「うお〜〜〜!」とか叫んでいた。
注射の効き目は10年間だそうで。とっくに期限切れだ。
南米は魅力的な場所だったけれど、ふたたび彼の地を踏むにはまたあの壮絶な痛みを経験しなくてはならないのかと思うと身がすくむ。
でも、もう一度行ってみたいなぁ。
前回の訪問のときには高山病になってものすごく辛くて本当に死んでしまうかと思ったけれど、翌朝にはケロリと治っていたなぁ。