こんな方法で歌モノの録音が可能なの?と思えるような方法で予想を超えたクオリティの仕上がりとなり、これが毎回上手くいくとは思わないけれど、ちょっとびっくり!なんてことがあった。
でもこのときの録音現場(私の自宅)にはディレクターさんも来なければ監督さんも来ない。片山さんはもちろん来ない。
私は家の作業場で一人で作業し、一人で歌入れ、自宅完パケでネットで完成音源送って、それでおしまい。
超多忙の片山さんの歌声は、当該CMの撮影の休憩時間に、あらかじめ作って渡してあったカラオケをヘッドフォンで聴きながら片山さんが歌ったものをディレクター氏がサクサクッと簡易的に録音。
これでは歌唱のジャッジはほぼ誰もできないような状況だと推察されるけれど、データで送られてきた片山さんの歌声は、オケに移植すると無修正でまったく問題無くて、そのことにまず驚いた。ものすごく一生懸命にまっすぐに歌っておられて、タフな現場でタフに動かれる方の底力に触れた感じだった。
オンエア回数の比較的多かったCMで、テレビで見るたびに、がんばってくださいね〜とプチ応援気分になったものでした。
タフな精神、どんな領域でも必要なんですよね〜。
「笑顔に会いたい」をカバーしていただいています。懐かし〜。
インタビューが掲載されています
なんとも楽しい内容の講談社さんの雑誌「いないいないばあっ!10月号」。
今回は番組に携わる音楽クリエイターのインタビュー記事にたくさんのページが割り当てられていて、私を含むいろんな作曲家さんたちのインタビューが掲載されています。
発売は9月15日です。
それにしてもこちらの雑誌には毎回こんな楽しい付録がついてくるのでしょうか??
今回は、たいこ。かわいい〜〜!
今回は、たいこ。かわいい〜〜!
小学校時代の「科学と学習」の付録もかなり楽しみでした。日本人の「ふろく」という語感に紐付けされてるハッピー感は、半端ないと思います。どこの国にもあるのかしら?たのしいふろく。^^
インタビュー記事に使っていただいたアーティスト写真もupします。今年の1月にvoiceの動画を撮影したときに、撮っていただいたのでした。
撮影は都築翔さん。
今年はEテレ『いないいないばあっ!』の放送開始25周年なんですね〜
Eテレの幼児向け番組『いないいないばあっ!』。
放送開始の1996年より携わらせていただいております。
なんと今年で25周年。
たくさんのスペシャリストさんたちが力を合わせて作られていて、私も音楽家として、またあるときは作詞家として、これまで楽しく参加させていただいておりますが、まさか25年もの月日が経過していようとは!!
おめでとうございます!!!
そんな節目の年だからか、私が『いないいないばあっ!』に書かせていただいた楽曲が収録された音盤や出版物のリリースも、このところ続きました。
番組の正規音盤の他にも、「とんとんトマトちゃん」「いないいないトマトちゃん」の絵本、昔に作った「ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!」などをカバーしていただいたアルバム、などなど。
機会があれば、ぜひお手に取ってみてください。
がらんどうの庭
7月31日の舞踏家・石井則仁さんとのコラボ公演「がらんどうの庭」はとても興味深く終了。私は公演3日前に自宅で仕込んだ音源と、舞台上での声、シュルティボックスで参戦。
コロナ禍ゆえ、どちらかというと私は、声を大々的に出すというよりは、身体のあちこちに響かせながら内的な行間を奏でる感じ。胸だったり、鎖骨だったり、右肩だったり、心臓だったり、尾てい骨だったり。^^
石井さんと私の二人が生み出す場のエネルギーの波、微細な起伏や陰影、私の中の感情や感覚やストーリー、ただ単に私の身体のあちこちが携えている記憶。それらが複雑に絡み合い、結果として私の呼吸や声となって表出されますが、それがどこに行くのか、何をしたいのか、それがいったい何なのか、については意識的に探らず。
石井さんの舞踏には不思議な包容力があって、コラボの相手が誰であろうと存在すべてを丸ごと受け止めてくれます。
やわらかさと強靭さ、そしてそのもっと奥に潜んでいる何か大きなもののうごめき。
演奏する私の目の前で繰り広げられる舞踏の世界は、いくつものタイムラインを跨ぎながら編まれているような感覚を持ちました。
終演後のパチリは二人とも平和な表情。
石井さん、石井さんチームのみなさま、会場のギャラリーshell102のオーナー知子さん、収録の綾乃さんチーム、観に来てくださったお客様方、どうもありがとうございました。
『ANOTHER』有料配信開始のお知らせ
音楽を担当いたしました演劇作品の有料配信が7月27日より始まります。
多くの方にご覧いただきたい作品です。
配信開始:2021年7月27日(火)19時~
料金 2,500円(手数料込)
カンフェティ
※購入期間は8月8日(日)まで
※購入後15日間何度でも視聴可能
配信にあたっての紹介記事です。