こんな方法で歌モノの録音が可能なの?と思えるような方法で予想を超えたクオリティの仕上がりとなり、これが毎回上手くいくとは思わないけれど、ちょっとびっくり!なんてことがあった。
でもこのときの録音現場(私の自宅)にはディレクターさんも来なければ監督さんも来ない。片山さんはもちろん来ない。
私は家の作業場で一人で作業し、一人で歌入れ、自宅完パケでネットで完成音源送って、それでおしまい。
超多忙の片山さんの歌声は、当該CMの撮影の休憩時間に、あらかじめ作って渡してあったカラオケをヘッドフォンで聴きながら片山さんが歌ったものをディレクター氏がサクサクッと簡易的に録音。
これでは歌唱のジャッジはほぼ誰もできないような状況だと推察されるけれど、データで送られてきた片山さんの歌声は、オケに移植すると無修正でまったく問題無くて、そのことにまず驚いた。ものすごく一生懸命にまっすぐに歌っておられて、タフな現場でタフに動かれる方の底力に触れた感じだった。
オンエア回数の比較的多かったCMで、テレビで見るたびに、がんばってくださいね〜とプチ応援気分になったものでした。
タフな精神、どんな領域でも必要なんですよね〜。