数ヶ月前の誕生日に、さる人物からアロマサロンでのトリートメントのご招待カードをプレゼントされた。
どんな贈り物よりも嬉しい！とは言わないけれど、マッサージやトリートメントのプレゼントをもらって喜ばない女性はいないのではないだろうか。
ご自宅で開いておられるサロンなので、常に通ってこられるお客様の予約だけでもだいぶ先まですぐに埋まってしまうとのこと。
そんなわけでなかなか伺うことができなかったのだが、ついに昨日行ってまいりました。
そちらでは、その日に使うアロマエッセンスを決めるのに、オーリングテストというものをする。
ネットで検索すると簡単に出てくると思うけれど、ある方法を用いてどの精油を私が必要としているかを私の身体に直接訊いてみるテストで、そうやって選ばれた精油はどれもメンタル面をサポートするものばかりだった。
その日初めてお目にかかったマダムは、施術前の問診の印象とオーリングテストの結果がちょっと違うように思われたのか、少し考え込むようにされたけれど、それから始まったアロマケアは大変にすばらしいもので、すべてをマダムの手にゆだねる中でまるでゆるやかにエネルギーの交換をしているかのような心地よさに、頭の中がすっかり空っぽになってしまった。
何年か前、インド人のヨガの先生と向かい合って瞑想をしたとき、同じ感覚を得たことを思い出した。
それにしても精油を身体に選ばせる、というのはある意味怖いことだなぁと思った。
タロットカードなんかと同じで、目の前に開かれたカードがすべてを知っている。ごまかしても、嘘をついても、隠しても、カードがすべて本当のことを語ってくれるのだ。
以前、花をよく買っていた頃、どんな花を買うのかまったく決めずに花屋さんに通うのが好きだった。どの花を選び取ることになるのか、それによってその日の自分の心の状態がわかる、と実感したことがある。
私に必要な物を本当は私は知っている。慌ててどこかに買いにいかなくても、身体の中にもう持ってる。
私はそれに気づかずにいるけれど、ただ気づいていないだけ、、、、ということを知ったなら、心の風通しはだいぶよろしくなる。
いろんな方々に助けられて、昨日という日はとても健やかな風の流れた日だった。
