ピナ・バウシュが亡くなってからほぼ一年が経つ。
そして今、ピナ不在のタンツテアターが来日している。
昨夜、東京公演の初日を拝見してきた。
作品は、「私と踊って」。
囁きながら、拗ねながら、媚びながら、泣き叫びながら、怒り狂いながら、「私と踊って」と数えきれないほど繰り返す女性。
男女の記号がそろわなければ開かない扉、愛だとか、死だとか、命だとか。
この舞台を、このダンスを、とある人物に見せたい、と思った。
ピナが亡くなり、大野一雄さんが亡くなり。
大好きな人たちがどんどんあちら側に移り住んでいってしまうなぁ。