蟹を丹念に食べるのが、得意だ。
こういう根気強さは、蟹を食べるとき以外にも、すばらしく活かされる場合がある。
でも、あまりに根気強いがために、いたずらに物事をややこしくさせてしまう場合がある。
ねばらなくてもよいところで、ねばってはならないのだ。
そう、可能な限り、アッサリと。
むろん、熱血で（貧血だけど）血の気の多い（薄いけど）私には、とてもじゃないがそんな芸当はできない。
でも、そうしなくてはならない場合が、アッサリとしつらえておかなくてはならない場合が、どうしてもある。
ということを心のどこかでわかってさえいれば、多少は好きなだけ、存分にねばっても大丈夫なのだろう。
と、たまには自分に甘くしてみました。
