知人から、メールが届く。
旅の途中を切り取った、とても素敵な雪景色の画像。
しばし、時を忘れて見入ってしまった。
その旅のまっただ中にいる人が、何かを思い、何かを心に響かせて、シャッターを押す。
その人の心の中のさまざまな響きが画像から感じられて、まるで私までその場所にいるかのような気持ちになった。
あらゆる旅の記憶が一気に去来する。
あたたかな春の海、嵐の中を一心に飛ぶカモメ、初めて訪ねた土地で胸いっぱいに吸い込んだ晩秋の香り、反転する身体と時間。
旅って、いいなぁ。
とか言ってるうちに、あと数時間で生まれた日〜。
