Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

自意識過剰推進週間

3日前、朝起きるなり、くしゃみ3連発。
鼻水、鼻づまり、眉間を覆うぼんやり感。
遅まきながらついに私も花粉症デビューか、と慌てたけれど、その日の夜には熱が出はじめた。
どうやらただの風邪だったようだ。
病院で処方していただいたお薬をきちんと飲んでほぼ回復したものの、まだ病み上がりっぽい気配が身体のそこかしこに潜んでいる。
そうそう、この感じ。微熱があって、適当に出歩けもするが、うっすらと病を抱えている状態。
こういうときは、自分に対して、いつもと違う配慮が必要だ。
まず、時間の感覚がいつもとは大幅に異なる。時間がのびたり、縮んだり、なくなったり、増えたり、する。
そして「過去」と「未来」を取り違えたり、「右」を「左」と言い間違えたり、「赤ワイン」を「白ワイン」と言い間違えたりする。「金」と「銀」もごっちゃになることがある。
頭で思ったことが、口から出た瞬間、他のことにすり替わってしまうのだ。
身体の中の回路がこんがらがっているのだろうか。
こういうときにはくれぐれも気をつけなくては、大変なことになるのではないかと、前々から思っている。
たとえば、好きでもない人に「好き」と言ってみたり、食べたくもないものを「食べたい」と言ってみたり、するんじゃないかしら。
そして、そんな間違いが原因で予想だにしなかった突拍子もない人生を送ることになったらどうしよう!とか、要らぬ心配をするのも、病の期間の特徴かもしれない。
それは言い換えれば、普段よりもちょっとだけ自意識過剰になる、ということかもしれない。
ま、たまにはいいざますね。
この微熱が完全に引いてしまうまでの、私のささやかな自意識過剰推進週間。