1994年に青山スパイラル・ガーデンで「癒着」というインスタレーション作品を上演しました。
公演日の数週間前、どこからともなく現れた森厚太という一人の不思議な才人が私たちの作品を演出してくれることになり、彼の飴と鞭のようなエネルギーにバシバシ導かれ、すごく面白い作品となったのでした。
彼の演出は、まさに「おろす」感じのもので、女性的なアプローチ。
ここ何年かは、びびこという名で祈祷師をしていて、メディアなどにも登場。「あ!厚太だ!!」と驚いたことがあります。
厚太氏が演出で参加してくれた公演のことを私のアルバムの楽曲解説でも触れているので、彼を偲ぶ気持ちでリンクします。
厚太氏に関する記述は無いのだけれど、彼はこの時の作品に鮮やかな色彩を与えてくれた強力なメンバーの一人でした。
ここ何年か、交流はなかった・・・でもあなたのことは忘れられません。
厚太、どうか安らかにね。
あなたにしかできないことを沢山されたと思います。
あなたにしかできないことを沢山されたと思います。
『ダリエ百葉窓』楽曲解説。8曲目「光彩」
『デイジーのこと、その1』もあわせてどうぞ。