Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

『ダリエ百葉窓』楽曲解説。8曲目「光彩」

8.「光彩」


作編曲:Darie
1994年の12月、東京青山一帯のギャラリーや美術館が集まって、『Manifest』というアートフェスティバルが開催されました。
「光彩」は、『Manifest』参加作品の『癒着』というインスタレーションのために作った楽曲です。
開催場所は、青山スパイラル・ガーデン。
参画メンバーは、美術家の松尾宇人氏・パフォーマーの小川摩利子氏・パーカッショニストのスティーヴ衛藤氏(現:スティーヴ エトウ)・作編曲と歌唱および演奏の私・全体を統括するプロデューサーとして伊藤美保氏(当時:Rica Sevastian)、という布陣。
私たちの作品は、いうなれば音楽とアートのごちゃまぜインスタレーション
松尾宇人氏のアート作品「Sight Seeing」をまずは舞台中央に据え・・・そして音楽、音楽、光、本、ガラス、ニンゲン、無音、男、女、声、コトバ、女、静寂、声、光、怪物、本、本、光、本、ピアノ、本、音楽、本、ピアノ、本、本、本、本、本が無数に降ってくる・・・、という内容。
作品の質感上、コトバで説明することが不可能なので、どうかこんな感じでご容赦ください。(笑)
音楽面では私のオリジナル曲を柱にして、全体で45分ほどの舞台作品でした。
このときのことを伊藤美保氏がアルバムのブックレットに寄稿してくれています。
アルバムをお持ちの方はぜひお読みください。
私も今から16年前にオフィシャルサイトで公開しているエッセイの中で書いているので、お読みいただければと思います。
『デイジーのこと、その1』
http://www.darie.com/essay_text/essay010.htm


冒頭に、
――「光彩」は、『Manifest』参加作品の『癒着』というインスタレーションのために作った楽曲です-------
と書きましたが、少し違います。
この曲はもともと、とあるCMのためのデモ音源だった曲を発展させたものなのです。
化粧品のCMだったと思いますが、細かいことはあまり覚えていません。
しかし広告の音楽っぽくない、と発注元からクレームがついてボツになったので、長くして自分のライブで一度演奏したのです。
そのときのステージでは細見魚氏が、それはそれは素敵なピアノを弾いてくれました。
それにまた更に手を入れて録音し、タイトルもつけ直してスパイラルの舞台に放ったちょうど20年後、紆余曲折を経てようやくCD盤の中に居場所を移しました。
そしておそらく、夏秋文尚氏によるマスタリングがすばらしいのですね、最初にこの世に生まれてきたときよりも、キラキラしてる!
おかげさまで、毎日お行儀よく暴れてくれています。


↓次回解説はコチラ
『ダリエ百葉窓』楽曲解説。9・10曲目。 - Darieの超~お気楽日記







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