友人達との食事を終えて、タクシーをひろうために夜の道に立つと、なま暖かい風を全身に浴びた。
これ、春一番なの??
どうにも言い表わしがたい感覚に包まれるのですよ、この、春の風が吹くと。
ひさしぶりの知人に会ったのだけど、髪がのびていたのと、メガネをかけていたので、まったく別人だと思ったとのこと。
そういえば、まったく別人のようだと、ここ半年ほどの間に数人の知人から幾度となく言われているのだ。
ひょっとしたらひょっとして、本当に別人になったのかもしれない。
ひたひたとそんな気がしてくる。