Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

女神? 魔女?

darienonikki2014-06-17

るんるん笑顔のメガネっ子の私と一緒に写っている女性は、シルビア・ナカッチさん。
「ヨガ・オブ・ボイス」という独自のカテゴリーを展開され、カリフォルニア統合学研究所でも教えておられる、すご〜いお方。
世界中の音楽に通じ、ことインド音楽の歌唱に関しては唯一無二の存在と言っても過言ではないすばらしさ。
正真正銘の「声」のエキスパートなのである。


女神、魔女、サウンドヒーリング界のリーダー・・様々な呼び名でたたえられる彼女だけれど、一度でも彼女のワークショップを受けた人は例外なく彼女が大好きになってしまう、あの魅力の奥深さは、いったいなにかしら。
今回私は、京都と東京という二つの都で、たくさんの方達と一緒に彼女の声のワークを受けた。
それは、ボイストレーニングとも歌唱訓練ともまったく違う、声のヨガであったのだ。
動きながら何時間も歌い続けるのに、喉は疲弊せず、身体にはエネルギーがどんどん満ちていく。
不思議な体験。
でも大昔から、人はこうやって踊り歌いながら、自分と他者、自分と宇宙、自分と神様、そして自分と自分をつなげてきたのだ。


最近、大勢でともに踊り、歌う、という機会に少なからず恵まれる。
私にとって、そういう時期がめぐってきているのでありましょう。
なんでも近頃世の中で一遍上人が同時多発的に再注目されているそうで、一遍上人といえば踊念仏でありますね、と思っていると、ほどなくしてこれまた大勢の人々と踊念仏をすることになったり(笑)。これが実に面白く楽しいもので、信仰心がまったく希薄でもこれほど自分の身体を楽しめるならばそれでよいではないか、というすがすがしい気持ちになる。
今は、生きて行くうえで必要不可欠な通奏低音的な存在が、身体の中で迷子になってる人が多い時代。
般若心経がひそかにブームとなっているように、みんな誰からともなくそれを探し始めたのかな、とも思えるのだ。
シルビアはこの写真の翌日にはもう機上の人となり、今頃はまたどこか違う国でたくさんの人たちを持ち前の魔術(笑)で虜にしながら声のワークを繰り広げているのだとかで、そのバイタリティにはただただ敬服するのみ。
私は相当にタフな方だと自覚しているけれど、私などなど足元にも及ばぬ、女神とか魔女とか超人とか、世界にはすごい方がたくさんおいでになるのでありました♪