2012-07-17 異次元の暑さ 異次元の暑さの中では、時がとまり、風がとまり、人々のどよめきもとまり、ほんの一瞬、ぽかんと宇宙にたった一人で存在しているような気分を味わうことがある。 この日は連休最終日にして祇園祭の宵山。 献茶式でおとずれた八坂神社は、観光客でごったがえしている。 ゆるゆるとしか歩み進められないほどの混雑ぶりだった。 なのに、私の携帯電話のカメラに記録された境内は、なぜこんなに広々と静かなのだろう。 こういう説明のつかない不思議に絡めとられ、人はまた京都に足を運ぶことになるのかしらね。