Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

兼松講堂

darienonikki2010-11-29

昨日は、地元国立の町で毎年行われているジャズのお祭りに。
国立パワージャズ2010。
一橋大学の兼松講堂で6時間に及ぶライブイベント、他にも大学敷地内や、路上や、いろんな場所で音楽が奏でられた一日だった。
兼松講堂で演奏したアーティストさんの一部をご紹介すると、ケイ赤城(pf)さんや林栄一(as)さん、中村達也(dr)さん、板橋文夫(pf)さん、梅津和時(as)さんなどなど、聴き応えありすぎで知恵熱出そうになるような顔ぶれ。
ときにメロウな、ときに超絶アバンギャルドな、非日常音的空間を目一杯堪能した。
と同時に、会場となった兼松講堂の独特の「響き」を心から味わった。


この会場に私が初めて来たのは大学一年のとき。
フュージョンブームまさに真っ盛りのその時代、カシオペア渡辺香津美さんのライブを友人達と聴きにきたのが、兼松講堂初体験だ。
その翌年、ダンサーの木佐貫邦子さんのソロダンスを拝見しに。
今はソムリエールとして活躍されてる野田幹子さんのライブの日、楽屋にお邪魔したこともある。
昨夜、ホールでもない、ライブハウスとも違う、この建物だけが持つ独特の響きがある、ということを今更のように思い出し、中村達也さんの超ハイパードラムプレイを目の当たりにして身体が浮かび上がりそうになりながらも、兼松講堂の天井を見上げては陶然となった。
劇場も、楽器の一部。
劇場も、生きているのだ。
ひさびさの兼松講堂体験で、身も心もすっきり。