おやつに神楽坂の「紀の善」であんみつをいただいて、すっかりご機嫌で家に戻り、さぁいざ出かけよう!と思いきや、今晩観るはずの舞台のチケットが無い。
インターネットで申し込んだ水上能のチケットは、2日前に近所のコンビニエンスストアで発券してもらったばかり。
忘れないようにお財布にしまう際に軽くつけた折り目、折り目の間から見える会場名、開場時刻など、そのときのビジュアルはしっかり目に焼きついているのに、しまったはずの財布には無い。
家の中、どこを探しても見つからない。
まるで神隠しにでもあったかのように、消えてしまった。
うっかり不要なレシートと一緒に捨ててしまったのかもしれない。もしもそうであったなら、昨日の朝のゴミ収集車がすでにどこかへ運び去ってしまっている。
あ〜〜〜。不覚である。
年に2度ほど、こういうドジをする。
悔いても仕方ないので、水上能のことはきれいサッパリ思い切り、譜面書きに没頭。
今年の11月と12月にNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」で流れる月の歌の作曲を担当したのだが、その曲のピアノアレンジ譜を仕上げなくてはならないのだ。毎日何かしらの用事に追われて、なかなか書き終えることができなかった。
今日こそは一気に仕上げてしまわなくては。
たとえば、モノをなくすと、それと引き換えに、思わぬプレゼントがあったりするではないか。
あんみつは美味しかったし、その直前にいただいたCafe de MoMoのビーフカレーも最高だったではないか。
と、楽しいことやシアワセなことばかり思い浮かべながら、作業作業。
東京は、一気に晩秋のおもむき。
風邪などひかぬよう、気をつけなくてはいけないざますね。