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こんもり積もった雪の上をぎゅっぎゅっと歩いて、須田菁華さんの窯元を訪ねた。
転ばないように注意しぃしぃ歩くのがいいのだ。
すたすたと歩ける身体を持っていると、つい忘れてしまいがちな大切なことがたくさんある。
すらすらと語ることのできる舌や、さらさらと奏でることのできる指を、あまり信用しないように。
菁華さんの作られた煎茶茶碗を手にすると、そんな気持ちになりました。