Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

9年ぶりのカレー

darienonikki2009-01-24

大昔から通っている近隣のカフェに行くと、いつになく心なしか、うっすらとスパイスの香りがする。
このお店にはかつて、とても美味しいカレーがメニューにあった。
ご店主の作る渾身のスパイシーなひき肉のカレーに、20代の私の胃袋は数えきれないほど満足させていただいたものだが、だいぶ前にメニューから消えたと聞いている。
え、まさかカレー?なんて思って壁のおすすめメニューを見てみると、なんと、カレーが復活しているではありませんか。
今後、不定期にメニューに加える予定なのだとか。
しかも、9年ぶりにメニューに復活した今日がメデタイその初日なのだそうで、そういう日にこのお店にしっかり来ているという幸運をみぞおちのあたりにグッと噛み締めながら、もちろんオーダー。
おまけにその場にいる古くからの常連客がみなオーダーしたものだから、あっと言う間に完売となってしまった。
ご飯が炊きあがるのを待って、注文客は背筋を整えて心の準備。まさに満を持して振るまわれる懐かしのカレーである。
美味しい。
とっても美味しいことにはもちろん変わりないし、美味しいとか好みの味だとかすばらしいとかの客観的な判断の範疇を超えて、かつての自分を形成していたパーツの一部といってもいいぐらいの存在なのだ。大袈裟なようだけど、そうなのだ。
私がこのカレーを最後にいただいたのは、定かではないが、もしかすると15年ぐらい前かもしれない。
何度も何度も口にした食べ物の記憶は摩耗しないものなのですねぇ、頬張ると懐かしさで胸いっぱい。
汗をかきかき、一気に食べ終えた。