Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

おもしろいこといろいろあった日

なんという寒さ。
車移動だからと甘く見ていた。
外録音の日は要注意なのだ。
録音スタジオは例外なく寒い。空気も乾燥している。
楽器や機材にはこのぐらいの温度湿度が好ましいのだ。
しかし、つい1週間前まで半袖いっちょで過ごしていた身にとっては唇が青くなるほど寒い。
仕方なく、スタジオ近くで上着を購入。
本日はNHKいないいないばあっ!」のための新曲録音。放送日は追ってお知らせしますね。
作詞作曲アレンジを担当。最初から最後まで、笑ってばかりの歌〜。


15年ほど前に書いたアニメの主題歌をとある声優さんがカヴァーされるそうで、その許諾云々で関係者さんからご連絡をいただいた。
もちろんどうぞどうぞと快諾申し上げたのだが、どんな音楽であったのか、ひさしぶりにそのシングルCDを聴いてみた。
その曲で私は作曲とアレンジを担当していて、なんと歌まで歌っているのだ。
私はれっきとした歌手なのだから、歌っている、そのこと自体に不思議はない。
驚いたのは、自分の歌声にである。
もう、びっくりするほど別人のような歌声なのであった。
15年前って、かなり前のことのような気もするけれど、当時私はすでにいっちょまえの成人女子だったわけで、これがなかなか、、、微妙なものを感じた。
今でも同じように歌えるものなのか、歌ってみたらやれないことはなかった。なかったはなかったが、これはやっぱりどの角度から見ても私とは別物だろう、ときっぱり判断する「今の自分」のスタンスが、興味深い。
知らないうちに変化していくのだ。
そのことがね、おもしろいざます。
音楽に限らず、対人関係とか、生活習慣とか。知らず知らずに変わっていく。
そして、当時の私をよーくご存知のスタッフさんと、変わらずに、そう今日まさにお仕事をご一緒していたのだった。
そのことが、なんだか、面白かった。


おまけに今日はそのスタジオのアシスタントエンジニアさんの面接試験の日だったらしく、就活スーツに身を包んだアシスタントエンジニアの卵さん達が緊張の面持ちで面接会場の外に並んでおられた。
私がお手洗いに行く途中彼等の前を通ると、みなさんから「おつかれさまです!」と挨拶されて、おもしろい。
とりあえずスタジオ内をうろうろしてる人にはご挨拶してみてんでしょうね。
姐さんのお出迎え、って風情〜。
おもしろいこといろいろあった日。