Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

憂鬱の輪

次回ライブ情報は↓をご覧ください。京都RAGにて11月22日。
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私の曲で、「サメの憂鬱」という曲がある。
サメに変身してしまった女性が、恋人を想ったりサメになる前の自分の手足を懐かしんだりする歌だが、歌詞の内容はさておき、憂鬱という単語のお話し。
憂鬱という単語をワープロで打つのはわけないことだ。
しかし、これを紙にエンピツで書くとなると、なかなか大変。
まず、この単語を実際に一度も書いたことがない、ということに気づいた。
「薔薇」や「檸檬」や「醤油」は書いたことがあっても、「憂鬱」は一度もない。
「鬱」という字を書いてみると、まったく指に憶えがないことに我ながら驚いた。
漢字の書き取りテストにも出てきたことがない。(と思う)
しかし、こんな複雑な構造の漢字も、すらすらと書けるようになってしまう便利な「お字書きメソッド」があるのだそうで、友人から伝授してもらった。なるほどよく出来ていて、憶えやすいし、すらすら書ける。
その友人はテレビで知ったと言っていたから、すでに多くの方が「憂鬱」をすらすらと書けるようになっているはずだ。
すらすらと「憂鬱」が書けるようになったその数時間後、私は別の友人達と会ったので、みなさんに伝授。
その方たちも、おそらくお友達やご家族に伝授されていることだろう。
「優しいけれども人でなしのリンカーンアメリカンコーヒーを三杯飲んだ」、これで憂鬱が書ける。
じわじわひろがる「憂鬱」の輪。
もうちょっと楽しい意味の単語ならよかったのだけれどねぇ。(笑)
でも書けて嬉しい高難易度の漢字は、案外楽しくないものが多いような気がする。