先日、とあるブティックでお買い物をした。
レジで精算をお願いしようとしたら、愛らしいお花模様のCDジャケットが傍らに並べてあったので、何かちら、、、、と手に取ってみた。
「愛」についての歌ばかりを集めたオムニバスアルバムなんです、と買ったばかりのお洋服を包装しながら、額の美しい店員さんが説明してくれた。ブランドイメージに沿う選曲になっているのだとか。
ラインナップを見ると、国内、国外、有名無名、いろいろ取り混ぜて、さまざまな女性シンガーが歌う「愛」の歌が並んでいる。
知ってる曲も入っていたけれど、まったく馴染みのない歌手の歌も入っている。
面白そうなので、そのCDも一緒に購入した。
家に帰ってさっそく聴いてみた。
「愛」の歌ねぇ、でも世の中のポップミュージックのほとんどは「愛」の歌なんじゃないかな。
「社会」とか「学問」とかを歌にしてるのって今や相当少数派だし、むしろそういうのこそ怖いもの見たさで聴いてみたいなぁ、と思いながらも、さまざまな「愛」の歌を次から次へと聴いているうちにな〜んだか気分よくなって、ヨガマットに転がりながらうたた寝してしまった。
すっかりリラックスモード。今日はもう何もする必要がない、というときにはピッタリのBGMだ。
そう、このCDを買ったお店の店員さんがおっしゃるには、発売されてしばらくはお店の中でも繰り返し流していたのだけれど、最近はそれをちょっとお休みしてるんです、とのこと。
よくわかる気がする。
このリラックスモードに突入してしまうと、気持ちが満たされすぎて、購買意欲や販売意欲にあまり結びつかないかもしれない。
満たされている状態の人間は、つまりすべて間に合っているのだから、何かをあたらしく買い足す必要は無いのだ。
なかなか難しいのねー。
生かさず殺さず、が丁度いい、ということかちら。。。
