Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

正しいこと

ちょっと家を留守にするだけで、我が家の番犬人形どもが、情けない顔つきになる。
私が友人と都心で世間話をしながらおいしいランチを食べていたり、着付け教室でご一緒するマダム達とお茶を飲んでいたり、近所の友人達とお手軽な行楽の計画を立てていたり、ということが、彼等にしてみれば基本的に気に入らないらしい。
かなり前から私の身辺の変化をもふくめて私というニンゲンを知り尽くしている筈の、この人形親子。
リビングのテーブルの上にいつも並んで、まーるい瞳で私を見ている。
彼等が知っている普段の私は、玄米を食べ、手作りの有機野菜のお惣菜を食べ、テレビも見ず雑誌も新聞も読まず、脈絡ない読書とインターネットが大好きで、思いついたように音楽室にこもってピアノを弾きたおし、疲れたらヨガマットの上で逆立ちし、たまに友人らしき人物や仕事先の人や素性のよくわからないお客人が家に遊びにきて騒々しいけれど、家の中にいることが大好きで、できればどこにも出かけたくないと思っている。(彼等が普段から知っていると思っている)そんな私を四六時中見つめている。
誰がなんと言ってこようが、私はこの親子と深い縁でつながってしまっているのだから、彼等からどのように思われても、それは彼等の考えるところなのであって、何も否定はしない。
でも、それはちょっと違うよ、と、さっき息子犬のBAKU人形に注意しておいた。(笑)
それは違う。
そんなつもりではない。
家族とはそういうもので、それ以上でもそれ以下でもない、自分の属性のひとつ。
死ぬほどかかえている属性の中の、ひとつ、死ぬほど確保している拠り所の中の、ひとつ。
だから君の言ってることは違うと思う。
と、
人形相手にずいぶんと正しいことを語ってしまったざます。