Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

じゃらじゃらと洗髪

darienonikki2008-07-12

とあるヨーロッパブランドの腕時計をいくつか持っている。
そして、それらの時計をしないとき、手首に何か時計がわりになるアイテムが欲しくなったので、私がもともと持っていたお気に入りの時計のミニチュア型チャームがついたブレスレットを10年以上前に買った。
正確には、まずブレスレットを買い、その後専用のチャームを何種類か購入した。
そのうちの一つが、時計の形のチャーム。
時計としては機能せず、まったくのただの飾りなのだが、手首のどこかに文字盤がぶらさがっているということが、意外な安心感なのである。
この数種のチャームがぶらさがったブレスレットを数年ぶりに手首につけてみた。
その日、抽き出しを開けたら、なぜだか「ぐいっ」と目に飛び込んできたのだ。
友人と展覧会を見、お芝居を見、お食事をご一緒し、楽しい何時間かを過ごしたのち、帰宅してこのブレスレットを外そうとすると、これがまったく外れない。
本来はめるべきでない場所に留め金をはめてしまったようだ。
どうがんばっても一人では外すことができない。
あきらめて、水に濡れては可哀相な種類のチャームだけを丁寧に外し、じゃらじゃらとした手首のままシャワーを浴び、シャンプーをした。
こういう状態で髪を洗うのは、とてもとても難しいのね。。


翌日、同ブランドが入っているデパートに行って、24時間以上も私の手首にしっかと巻きついているブレスレットを外してもらうために家を出ようとしたまさにそのとき、素晴しく晴れわたっていた夏空がにわかにかき曇り、突風吹きすさび落ち葉がわらわらと飛んできた。
雷までガビガビ唸りだし、なんじゃらホイと立ち尽くすのも束の間、いきなり凄まじい雨のかたまりが一気に空から落ちてきた。
家の前の車道の向こう側の景色が見えなくなるほどの大嵐。
慌てて家の中に逃げ込んで、各部屋の雨戸を閉め様子をうかがっていたが、豪雨に加えて風も相当なもんだから、音だけでもものすごいことになっているのがわかる。
30分後、大嵐は私の居住地域を通過し、じき爽やかな夏の空があらわれた。
無事に外出とあいなり、ブレスレットもめでたく私の手首から開放された。


写真は、森美術館に行く途中にある展望台、東京シティビュー
展示は「ターナー賞の歩み展」。その日は最終日。
どのアーティストの作品も面白かったけど、サスキア・オルドウォーバースがすばらしい!
追っかけになりそう。