Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

美女は「ごんぎつね」に詳しいのだった。

8日のことなど。


ライブのあと、渋谷の駅近くのアイリッシュパブで軽く打ち上げ。
キルケニーだのギネスだのムール貝だので盛り上がる。
いや〜〜、おつかれおつかれ。いや〜〜、楽しかったね楽しかったね。
ふと見れば別のテーブルでは、この日の共演者nOrikOさんのセットでピアノを担当された江藤直子女史が、私の友人に「ごんぎつね」のストーリーを詳細に説明している。
この美女は「ごんぎつね」についてなぜこんなに詳しいのか。と、友人はぶったまげていた。才女は一芸のみならず、多方面に激しく明るいものなのだろうか。
しかも江藤直子さんは私のゲストでお越しいただいた矢口博康さんともテニス仲間なのだ。
直子さんと矢口さんの会話は、もっぱらテニスのこと。
私とnOrikOさんは、二人で話すとインド料理とか占星術のこと。
そして、nOrikOさんセットでゲストに見えたリュート奏者の近藤さんにいたっては、カンナについて語らせたらなかなか話しが終わらない。
ミュージシャンって、ほんと趣味がてんでばらばらで無節操で、おもちろい。
本業の音楽の話しが滅多に出てこないというのも、妙にたのちい。


そのアイリッシュパブはビルの5階にある。
そよ風の流れるテラス席を陣取った私達の頭上に、白いおおきな一羽の鳥が出現。
悠然と羽ばたきながら、じき、渋谷の夜の曇り空の中に吸い込まれていった。
ものすごく不思議な光景だった。
夢の中の景色みたい。


ありがたいことにその夜の公園通りクラシックスは満席。
初めてこちらのピアノを弾いたけど、とても弾きやすくて頼もしかった。
弾き手が身体をゆったり預けられるピアノ。
最初に歌ったnOrikOさんは、江藤直子さんの華麗なるピアノでフォーレやサティの歌曲を中心に。ボーイソプラノみたいな魅惑のウィスパーヴォイス。
休憩を挟んで、私は20年前に作った曲や5日前に出来た曲などなど、脈絡ない時系列で並べて弾き語り。
途中に矢口博康さんのインストゥルメンタルを2曲、プリペイドピアノにして演奏。(楽しかった〜)
アンコールではフレンチポップス「彼と彼女のソネット」を二人で交互に歌った。
nOrikOさんはフランス語で、私は日本語で。