2008-01-11 守られている 女性は日常的にお化粧をする。 そして、出先から家に戻ると、もしくは、眠りにつく前に、お化粧を落とす。 この行為によって、とても救われるときがある。 洗いっぱなしの、一切を肌の表面にのせない無防備な状態に、肌の内側にいる自分自身が守られていると感じるときがある。 自分を守っているのは、無防備な自分。 人は決して一人では生きていけないのに、「私を守ってくれているのは、私」とは、なんと確かで不思議な感覚だろう。 と、犬の人形親子、獅子のカレンダー、翡翠の亀とカエルに見守られながら、思う。