Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

小旅行

darienonikki2007-04-05

大阪にて、母の誕生日を祝う。


翌日はバースデー熱の冷めやらぬ母をともなって、毎年お馴染みの賢島へ。
黄砂に覆われた空。
紗幕がかかったような大気。
夕刻、散歩から戻りホテルのロビーでひと休み。と、ソファに腰をおろした私達の眼前に、不思議な発光体!
ガラス越しのパノラマの風景、さざ波をたたえた英虞湾の真上に、見たこともないような光源が丸く貼りついている。
太陽なのか、それとも昇りゆく月なのか、瞬時にはまったく判断できない。
未知の惑星から見る未知の景色のよう。
「月じゃない?」「夕日だと思う」「いや、やっぱり月よ」「月にしてはウサギの模様がないわね」みたいな会話をひとしきり交わした母と娘は、その発光体の浮かんでいる方角が西であったことから、ようやくこれは沈みゆく太陽なのだなと無理矢理自分達を納得させたのであった。
黄砂の向こうに輝く、生まれたばかりの満月のような、夕日。
そんな夕日の記憶を抱いたまま、翌日は伊勢神宮へお参りし、御神楽をあげていただく。
もう、毎年、これが楽しみで楽しみで〜。「ぐっ」とくるという表現がまさにピッタリ。
途中から合流した妹と、「今年のは良かった」と密かに喜びをわかちあう。
これほど毎回御神楽で「ぐっ」ときている姉妹も珍しい。。


羽田への飛行機、雹嵐と雷に揉みに揉まれ、おそろしいほど揺れた。
ちょっとだけ辞世の句ってものを考えてみようかという心境になった。