私のヨガの先生は、版画家さんでもある。
呼吸とアサナを美しく紡ぐアシュタンガの達人は、実はアートの世界を心地良さげに泳ぐ芸術家さんであった。
そんな彼女が参加しているクロッキー展に行ってきた。
たくさんのクロッキーが展示されている中、一目で「あ・・」と彼女の作だとわかってしまう。
クロッキーは音楽で言えば即興演奏みたいなもので、描く人そのものが作品にバーンと出るのだろうか。「波動」のようなものが、きちんと時間をかけた作品よりも色濃く注入されてしまうようだ。
裸婦を描けばなおのことで、裸婦に向き合う自分の心も自然と「ハダカ」になっていくのだ。
クロッキー、M美大の1年生のとき以来描いていないなぁ。
こういう自然体のグループ展を拝見していると、なんだかムショーに絵が描きたくなってくる。
会場には、なんと大学時代のクラスメートの作品も。
その方の御主人を紹介していただき、しばし立ち話。
懐かしく知った名前が、出てくる出てくる。
ひゃぁ〜〜。こんなことってあるのね。
自分がいったい幾つになったのか、完全に混乱してしまうほど。。
