本日より梅雨入り。
写真は中央道下りから見た、雨上がりの夕刻。
雲のドレープがこんもりと幾重にも層を成し、美しさに息をのんだ。（残念なことに写真は今ひとつ。運転しながらだとねー、いろいろ大変っす。）
ある人物によるセルフムービーを観る機会があった。
自分の姿をカメラにおさめるという行為には、昔からいろんな意味づけがなされている。
とくに女性が撮ったセルフポートレートは興味深い。
私も美大の卒業制作には、一部、セルフポートレートを使った。被写体が他者ではまったく意味を持たない、と思ったからだ。
では、恋人達の場合はどうか。
携帯電話やデジカメでお手軽に撮れるムービー、そこには自分と他者が写っている。
恋愛は多くの場合、他者を通じて自分にアクセスする行為。「自分」への耽溺である。「自分」への通信回路となった「他者」。その特定の「他者」の身体を通じて、世界全体とつながり、自分とつながる。
てことは、アクセス中の「自分の姿」に強く興味を持ったとき、好んで自分達の映像を残す、、、ということなのかしら。
つまり、それが第三者に見いだされた瞬間に「突飛な露出行為」とはなるけれど、実はまったく逆の、自分へ自分へと向かう、いってみれば「自分探し」みたいなやつね。
・・・などと、この世のものとも思えないほど美しい曇り空を眺めながらとつとつと思い、またしても法定速度を軽くオーバーしていた私だ。
アルバムを作る予定が、なんと今年はある！
と宣言してしまわなければ、またあっと言う間にバサッと10年ぐらいが過ぎ去ってしまう。
いかんいかん。いかんざます。
予定がある、、、とだけお伝えしておこうじゃあーりませんか。
ただいま環境整備に大忙し。
