Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

感覚のマッサージ

お正月、連休、お盆。これらを「お休み」と認識しなくなってから久しい。
毎年何らかの締め切り仕事で年末年始も普段と変わり無く楽器やコンピュータに囲まれている。今年のお正月もそうだった。連休にバカンスを計画する習慣そのものが、いつのまにか私の生活から消滅してしまった。
楽家に限らず世のフリーランスのクリエイターさんは(たとえば漫画家とか、イラストレーターとか、デザイナーとか、小説家とか、ルポライターとか、フォトグラファーとか他にもたくさんあるけど)、「休み明けには必ず入稿してくださいね」なんて要望をメディア担当者から突きつけられることがザラなのではないでしょうかね。
我が家は幸い家人ともども同様のフリーランス稼業なので、二人してお正月や連休は静かに(時として爆音も出すので決して静かとは言えないが)家でそれぞれの作業に没頭する期間にあてている。
今年の連休もしっかりオウチでお仕事三昧が決定しているざます。ああ・・。


しかーし。さすがにそろそろ本格的に長期のバカンスに出かけたくなってきた。
休むことやリラックスが第一の目的ではなく、新たに何か見つける、とか、無軌道に誰かと出会う、そんな旅がいいなぁ。だって、リラックスは、何かを作っているときの方が私にとっては簡単。録音が続くときや曲書き歌詞書きに集中している期間は、常に感覚のマッサージをやっているようなものだ。細かい音楽データを作っていたり譜面を書いていると多少肩はこるけれど、それに反してココロの内側はほぐれていることが多いのだ。
まあしかし、旅は無条件に素晴らしいもの。日蝕もオーロラも、自分の目で見て初めて、そのとてつもなさを知ったのだ。考えようによっては残り少ない人生。身体が動くうちにどんどん出かけていかなくてはなぁ。