Darieの超~お気楽日記

音楽家Darie(濵田理恵)が日々のことを綴る、超~お気楽日記。

始めました

darienonikki2006-03-26

ブログも流行りに流行って、もはや流行り尽きた感があるが、私なりに新しく始めてみようと思う。
とは言え、私はmixiにもレコミュニにも入っていて、ほぼ毎日どちらかに日記を書いている。他にも自分の観劇や食事や飲酒の記録用に、ごくごく個人的なブログをひっそりと立ち上げている。
しかし私の格好の遊び場となっているそれらweb日記のほとんどは何故か極端にプライベートなもので、そういえば本当の意味でのブログ、つまり「外に向かって書く日記」というものをこれまで書いたことが無いと思い立ち、唐突ではあるけれど、皆がすなるブログなるものを私もやってみようじゃないか、という心境になったのだ。
たまに立ち寄られ、お気楽に読み飛ばしていただければ幸いです。




では、さっそく。
数日前、事情があって韓国に2泊3日の旅行に行った。
とある目的があっての旅行だが、たった一人ではあまりに心細い。
いくらお隣の国とはいえ、外国で「一人焼肉」というのもいかがなものかと思い、友人におつきあいいただいてサクッと行ってきた。
当初の目的の詳細は伏せるとして、、、、そこで実に珍妙なコトに出くわしてしまったのだ。
韓国に滞在した3日間のうち、真ん中の日が肝心の目的を遂行する日であったが、この日、私達にとって大変に興味深いことが起きた。


目的の場所からの帰りの鉄道の中で、前の席のご老人から話しかけられ、約1時間半の道程、そのご老人のお話と歌(!)を聞くことになってしまったのだ。異常に日本贔屓の韓国人男性で、もう半ば強引に座席を180度回転させてきて、有無をいわさず真正面に膝をつきあわせてのコミュニケーション。といってもコミュニケーションとは名ばかり、男性が語る話の内容に関連した軍歌や演歌や和歌短歌を織り交ぜながらの独壇場であった・・。80歳を過ぎていると仰っていたが、ほぼ完璧な日本語で弁舌滑らか。次から次へと話題が淀みなく展開する。おそるべきご老人だ。なんと6月にNHKの企画に参加するために来日されると言う。


おそるべきご老人とやっと別れた30分後、目的の博物館の場所がわからず道に迷う私達に「どこに行かれたいのですか?」と話しかけてくる子供連れの美女あり。聞けば彼女は日本人で、ソウルに6年間住んでいると言う。しかも来週ご主人の駐在期間が終わり、日本に帰国するとのこと。流暢なハングル語でタクシーの運転手さんに行き先を説明してくれた。


その日の終わり、晩御飯を終えてホテルに向かうタクシーの中、運転手さんがゆっくりと丁寧な日本語であれこれ話しかけてきた。なんでもその方のご長女が韓国のミュージカル女優で、某大人気ドラマのミュージカル版に出演しているらしい。そして日本での公演を観るために、お父上である運転手さんも9月に日本に行くつもりなのだと言う。



もうじき日本の地を踏む予定のある三人の人物に、一日の節目節目で面と向かってきちんと目を見てお話を伺うとは・・。
きっとこの三人のうちのどなたかとは、日本のどこかで再びお会いすることになるのかもしれない・・・・なんてことをふと考えてしまうような、ちょっとした薄気味悪さがあった。
ぞぞぞー。じゃじゃーん。。


画像は本文とはまったく関係ないけど、ウチの犬の寝起きの図。